三菱地所レジデンスはタカラスタンダードと共同でキッチンと洗面台を合体させた住設機器「MIXINK(ミキシンク)」を開発した。キッチンと洗面台の機能をひとつにすることで居住スペースの有効活用を目指す。品川区西五反田に建設中の「ザ・パークハビオ」に導入予定だという。
キッチンと洗面台が一体化した「MIXINK(ミキシンク)」(画像:リリースより)
調理にも洗面にも利用可能な流し台、IHコンロやレンジフードと洗面台に欠かせない鏡、収納棚を備えている。周囲の壁はマグネット対応で居住者が自由に小物などを置くことができる仕様にした。
収納スペースも多く、調理器具と洗面用具が混在する心配もない(画像:リリースより)
リクルート住まいカンパニーが2020年11月に発表した「コロナ禍を受けた『住宅購入・建築検討者』調査」によると、19年12月と比較して居室スペースの広さを重視する人の割合が約1.3倍に増加したことが分かった。新型コロナウイルス禍でのテレワーク導入に伴い、作業環境への需要が高まったことが理由と考えられる。
部屋の広さを重視する割合は増加傾向(リクルート住まいカンパニー調べ)
賃貸マンションのワンルームでは水回りの設備が定番化されていたが、ミキシンクを導入したことで居室スペースが7畳から8.3畳に拡大。デスクや椅子、棚などを置くことができ、テレワーク環境の向上に役立てる。
居室スペースに余裕が生まれる(画像:リリースより)
三菱地所レジデンスは今後、ホテルや分譲マンション、リノベーション物件などへの導入を推進していくとしている。
富裕層向け老人ホームが西麻布に 食事は帝国ホテルが提供
高級老人ホームが2024年秋に開業予定だ。ラウンジやライブラリー、スパ、フィットネスなどの施設は当たり前。プライベートガーデンやお茶や軽食が楽しめるティーパビリオン配置まで計画しているという。食事は帝国ホテルと連携する。今後も盛り上がりが期待されるシニア市場に乗り出す富裕層向け老人ホームの気になる内装や設備とは。
「テレワーク導入せず」5割超 導入に反対する年代は?
政府が掲げる「出社7割減」達成にはほど遠い調査結果が出てしまった。週3日以上が在宅勤務とテレワーク中心の働き方ができている人はたったの14%にとどまる。日本企業でテレワークが定着しない理由とは?テレワーク率を高めるためにはどうすればいいのか、見ていきたい。
希望退職者数が1万人超 募集人数が最も多い企業は?
新型コロナウイルスの長期化で希望退職者が増加している。6月3日時点で募集を呼び掛ける上場企業数は50社にのぼった。2020年よりもハイペースだ。最も多くの希望退職者を募集している企業は?業種別ではどうなっているのだろうか?
「ロッカー」を通じて企業が試供品を提供 凸版とCCCが開発
コロナ禍で消費者が新しい商品を知る機会が減少している。「目的買い」が推奨され、商品との偶発的な出合いが生まれにくくなった。そんな中、試供品を「ロッカー」で提供するサービスを凸版とCCCが始めた。コロナ禍で減った消費者と商品をつなぐきっかけになるか。
快進撃を続けるアイリスオーヤマ、家電開発部長に聞く「なるほど家電」の作り方
アイリスオーヤマの家電といえば、シンプルな機能とリーズナブルな価格帯に加え、他メーカーにない便利機能を搭載した「なるほど家電」が特徴だ。この「なるほど」機能の発想はどこから出てくるのか。アイリスオーヤマの家電開発部をまとめる執行役員 家電開発部部長 原英克氏に話を聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.