大手カフェチェーン各社が、コーヒー豆やドリンクチケットなどをセットにした「夏の福袋」の予約を開始している。コロナ禍の影響は、アルコールを提供しないカフェチェーンにも及んでいて、在宅勤務が定着したことで来店率が下がった駅前やオフィス街の店舗、時短営業を行ってきた店舗では大きな打撃を受けているようだ。そんな中、夏の福袋では、おうち時間を充実させる“巣ごもり需要”の取り込みに向けて、各社が工夫を凝らしている。
スターバックス コーヒー ジャパンは、日本上陸25周年を記念した「Starbucks 25th Greener Coffee Set(スターバックス 25th グリーナー コーヒーセット)」のオンライン抽選販売のエントリー受付を6月17日から実施している。
日常の暮らしで使いやすく、環境に配慮したアイテムやコーヒーチケット、リユースできるタンブラーなどをセットとした。
同商品は、リサイクルポリエステルを使用したクーラーバッグで提供する。デニムや古着の落ち綿を利用した生地を使ったランチョンマットやコースター、マルチミニバッグに加え、ミルクパックをリサイクルしたキャンパスリングノートなど、環境に配慮したアイテムを詰め合わせた。
また、繰り返し使えるタンブラーとボトルや、スターバックス発祥の地の名を冠したコーヒー豆「パイクプレイスロースト」(250グラム)、店舗でドリンクと交換できるチケットをセットにした。
価格は7000円(送料込)で、エントリー期間は6月28日まで。年始の福袋同様、オンラインストアでの抽選販売のみとした。当選者にはメールで通知し、購入手続き後、8月2〜8日に配送するとしている。
タリーズコーヒージャパンでも、創業日を記念した数量限定バッグ「24th Anniversary Happy Bag」(6000円)を提供する。6月11日に店頭での予約を開始していて、7月7日に発売する。
限定バッグのテーマは「Tully’s Coffee at Home」。ドリンクチケット5枚のほか、コーヒー粉やタンブラー、アルミ製のストローなどをセットにした。
また、オンラインストアでは、数量限定で1万円のセットを発売する。上記のセットにカフェオレべースやシングルサーブアソートセット(8ピース)などを追加。紙袋をトートバッグに変えて提供する。
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