商品の価格が3万円を超えると、6割以上が「店舗で購入したい」と考えている──博報堂が6月25日、そんな調査結果を発表した。一方、過半数が「1万円未満の商品は、オンラインで購入したい」とも回答。価格に応じ、オンラインと店舗を使い分ける消費者の姿が浮き彫りになった。
オンラインでの購入のメリットは、「すぐに欲しいものを見つけることができる」(67.3%)が最多で、以下「安く購入できる」(61.0%)、「(他の店・ブランド・商品と)比較検討しやすい」(60.0%)と続く。
店舗での購入は「安心感がある」が72.9%でトップ。以下「友人・知人と一緒に商品を買える」(60.3%)、「返品交換がしやすい」(51.7%)が続く。
「今後は何でもオンラインで購入するようになると思う」と回答した人は69.6%。「店舗で体験することで、ブランドの思いや思想は伝わると思う」と回答した人は、75.8%だった。
消費者は、オンラインに利便性を期待し、利用回数が増えると考えている一方、店舗はブランドの思想を感じられる場所と捉えているようだ。
調査は5月29〜30日、18歳〜69歳の男女1100人を対象にインターネットで実施した。
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