コロナ禍で、経営者の7割以上が「受注までのスピード」を向上させたいと思っているが、そのうち約6割は「紙の契約書」を使っている──ペーパーロジック(東京都品川区)が実施した調査で、このような結果が判明した。
コロナ禍での営業活動において、「受注までのスピード」を向上させたいと思うかという問いに対し、「非常に思う」が34.4%、「やや思う」が38.0%だった。理由として、「資金繰りの目処が立たないから」や「対面商談の減少で相手の進捗具合が見えにくい」などの声が寄せられた。
「非常に思う」「やや思う」と回答した人に、「現在、営業取引先との契約書ないし申込書で最も多い形式を教えてください。」と質問したところ、「紙での捺印で締結している」が57.7%、「PDF上での捺印で締結している」が20.5%という結果になった。
紙またはPDFの捺印で締結している人のうち、契約・申込について電子化の導入・推進を行いたいと「非常に思う」は32.8%、「やや思う」は54.1%だった。
電子化の導入・推進を行いたい理由は、「保存や管理を簡易化したい」が67.9%、「郵送・印紙代などをコストカットしたい」が66.0%、「営業スピードを向上させたい」が49.1%を占めた。他にも、「紛失に備えたい」「書類を探す時間を短縮できる」といった意見も見られた。
調査は6月15〜17日、BtoB事業を行う経営者を対象にインターネットで実施。108件の回答を得た。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング