GMOあおぞら銀、振込手数料を145円に値下げ 業界最安値目指す

» 2021年07月06日 16時00分 公開
[斎藤健二ITmedia]

 GMOあおぞらネット銀行は10月1日から、他行宛ての振込手数料を一律値下げする。従来157円〜261円だった手数料を、法人個人ともに一律145円とする。「今後も業界最安値水準を目指す」としている。

 銀行間の資金決済を担う全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)が10月1日から銀行間送金手数料を引き下げるのに対応した。銀行間の振り込みは、全銀ネットに接続して行い、各銀行は全銀ネット手数料に上乗せする形で手数料を決めている。

 現時点で、三菱UFJ、三井住友、みずほの各大手銀行は、ATMでキャッシュカードを使った振り込みの場合、3万円未満で220〜330円(税込、以下同)、3万円以上は440円の手数料を設定している。全銀ネット手数料値下げで、各銀行はまずはネットバンキングを使った振込手数料を引き下げるとみられる。

 GMOあおぞらネット銀行は3月に手数料引き下げを発表しており、今回具体的な金額を明かした形だ。また、現在個人口座については、利用状況に応じて月間1〜15回の無料回数を設けているが、10月以降どうするかは検討中だとしている。

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