プラレールにも非接触決済 ICカードで乗車体験、タカラトミーが新商品子どもにも身近な存在に

» 2021年07月10日 07時35分 公開
[ITmedia]

 タカラトミーは、ICカードを使った乗車を疑似体験できるプラレール「ピッとして GO! 変形ドデカシンカンセンのぞみ」を8月5日に発売する。価格は8580円(税込)。コロナ禍で、非接触決済の普及が加速。同社は「子どもにも身近な存在になった」といい、プラレールの仕掛けに取り入れる。

photo ICカードを使った乗車を疑似体験できるプラレール「ピッとして GO! 変形ドデカシンカンセンのぞみ」=タカラトミー提供

 全長約45センチの新幹線N700Sの形をしていて、屋根部分を手前に倒すと自動券売機や自動改札機、駅のホームが出現。付属の乗車カードを使い、券売機に触れるとアナウンスが流れ、切符購入や座席選択などを疑似体験できる。改札にタッチすると、数秒後に本体の頭部が開き、停車中の車両が発車する。

photo 乗車カードを使い、自動券売機や自動改札機を操作=タカラトミー提供
photo 新幹線N700Sが駅に変形する=タカラトミー提供

 電通が1月に発表した調査結果によると、消費者の約5割が「2020年3月の緊急事態宣言以降、支払いや買い物に占めるキャッシュレス決済の比率が増えた」と回答。非接触決済(カード、電子マネー、モバイルなどのタッチ式決済)は、「今後、使う回数が増えると思う」が約6割を占めた。

 新商品について、タカラトミーは「ICカード遊びは、身近になった非接触決済を疑似体験できるものとして、子どもの『やってみたい』を形にした」としている。

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