「AI革命はこの先20年の中で間違いなく広がっていく」──ソフトバンクグループの孫正義社長は8月10日、決算発表会で「AI革命」という言葉を何度も強調した。その思いはソフトバンク・ビジョンファンド(SVF)の投資状況にも表れている。孫社長によると、世界の未上場AI企業の資本調達金額のうち、約10%をソフトバンクGが出資しているという。
21年4〜6月期の連結業績は、純利益が7615億円、前年同期比39.4%減と激減した。その理由として、孫社長は「昨年はスプリントがTモバイルと合併したことで発生した一次益の影響が約1.1兆円ほどあったため、実質の利益は1500億円程度となっている。一方、今年のスプリント・Tモバイル関連の利益は2500億円程度。決算上は大幅な減益となっているが、順調に推移している」と説明した。
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