新メニューの開発には、生産者を支援する狙いもある。コロナ禍の影響で、野菜の出荷数減に苦しむ農家が60%以上いるという調査結果もある。野菜を豊富に使うメニューを継続的に開発することで、野菜の消費量を増やしていく。
リンガーハットの佐々野諸延社長は新商品発表会で「コロナ禍で外食産業は大きな変化を迫られている」と説明。これまでは、ちゃんぽん専門店として顧客に訴求してきたが、今後はちゃんぽんの枠を超えて野菜中心のメニュー開発を推進する考えを示した。
1970年代に長崎市内に1号店をオープンしてから、店舗数を拡大し、長崎ちゃんぽんの知名度を全国区に高めたリンガーハット。ちゃんぽん専門店から野菜を摂取する店に変えるという戦略の“大転換”を宣言した。
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