ちゃんぽん専門店から野菜を食べる店に リンガーハット、新商品の「彩り野菜のちゃんぽん」で戦略転換健康意識の高まりに対応(2/2 ページ)

» 2021年08月12日 14時29分 公開
[ITmedia]
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生産者支援も狙う

 新メニューの開発には、生産者を支援する狙いもある。コロナ禍の影響で、野菜の出荷数減に苦しむ農家が60%以上いるという調査結果もある。野菜を豊富に使うメニューを継続的に開発することで、野菜の消費量を増やしていく。

 リンガーハットの佐々野諸延社長は新商品発表会で「コロナ禍で外食産業は大きな変化を迫られている」と説明。これまでは、ちゃんぽん専門店として顧客に訴求してきたが、今後はちゃんぽんの枠を超えて野菜中心のメニュー開発を推進する考えを示した。

 1970年代に長崎市内に1号店をオープンしてから、店舗数を拡大し、長崎ちゃんぽんの知名度を全国区に高めたリンガーハット。ちゃんぽん専門店から野菜を摂取する店に変えるという戦略の“大転換”を宣言した。

新商品の「彩り野菜のちゃんぽん」(出所:リリース)
主力商品の「長崎ちゃんぽん」(出所:リンガーハット公式Webサイト)
新商品の「彩り野菜の皿うどん」(出所:リリース)
主力商品の「長崎皿うどん」(出所:リンガーハット公式Webサイト)
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