リテール大革命

AIカフェロボット「root C」 新橋駅南改札前で営業開始AIが需要を予測して抽出

» 2021年09月01日 09時30分 公開
[ITmedia]

 AIを組み込んで無人でコーヒーを販売する、AIカフェロボット「root C(ルートシー)」を展開するNew Innovations(東京都江東区)は、JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニー(東京都渋谷区)と連携し、JR新橋駅北改札前に設置しているroot Cを南改札前に移動して営業を開始すると発表した。

コーヒー 写真はJR新橋駅北改札前設置時のもの(出所:プレスリリース)

 root Cは、利用者が事前にアプリから受け取りたい場所と時間を指定して注文すると、指定時刻にコーヒーをロッカーから受け取れるサービス。需要を事前に予測して抽出を開始するため、 利用者を待たせることなくコーヒーを受け取れるようにした。

 単品での購入は1杯450円。サブスクリプションでも購入可能とし、8杯まで月額1980円、杯数無制限では月額7980円とした。新橋駅での設置は8月下旬までの予定だったが、9月1日から南改札前に移動した上で販売を継続する。

コーヒー 利用方法(出所:プレスリリース)

 同社によると、ビジネスパーソンの利用率が高い駅では、半数以上のお客が杯数無制限のUnlimited Planに加入しているという。Unlimited Plan会員の平均利用杯数は55.2杯で、出勤日数を月25日とした場合、出勤ごとに約2.2杯飲んでいる計算となる。

コーヒー ビジネスパーソンの利用率が高い駅での加入プラン比率(出所:プレスリリース)

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