仕事探しの理由に「新型コロナウイルス感染症の影響」が関係しているか聞いたところ、37.3%が「影響している」と答えた。2020年4月以降、徐々に減少傾向にあったが、40%を切ったのは21年4月の調査時以来となった。
希望雇用形態別に影響の有無をみると、「正社員」は45.2%で、全体に比べ約8ポイント高く、「パートまたはアルバイト」は32.7%と最も低い結果となった。
また、新型コロナ感染拡大の前後で仕事を選ぶ際の条件などは変わったか尋ねた。その結果、全体では「何らかの条件を変更した」が32.9%、「条件・待遇は特に変えていない」が68.1%となり、コロナ禍においても仕事探しの軸を変えない人が多いようだ。
「何らかの条件を変更した」人の内訳は、「希望する仕事内容・職種を変えた」が10.3%で最多となり、次いで「活動量を変えた」(9.6%)、 「勤務環境の条件を変えた」(8.6%)と続いた。
回答した人からは、「販売のような不特定多数の方と接する職業はこわいため工場関係に。子どもが小さいのも理由」(パートまたはアルバイト/女性/30代)、「年齢的に最初から正社員登用は難しいと実感し、パートから正社員登用の求人を探しています」(正社員/女性/40代)、「できれば在宅勤務や対策のある企業で働きたいと思っている」(派遣社員/女性/50代)といった声があった。感染不安の軽減や新たな働き方を求めている人が多いようだ。
調査は7月1〜31日に「イーアイデム」から求人に応募した408人を対象に、インターネットで実施した。調査期間は7月2日〜8月5日。
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