預金すると、北島康介のプロチームを「推せる」 みんなの銀行「Cheer Box」、貯金額の1%相当額を支援金に(1/2 ページ)

» 2021年09月06日 18時28分 公開
[斎藤健二ITmedia]

 ふくおかフィナンシャルグループ傘下のスマホ専業銀行、みんなの銀行は元競泳選手の北島康介氏がゼネラルマネージャーを務める「Tokyo Frog Kings」(TFK)とスポンサード契約を締結した。さらにユーザー向けに、TFKの支援を表明すれば、預金額の1%をみんなの銀行がTFKに資金支援するサービス「みんなのCheer Box」を開始した。

 みんなの銀行では、スマホ上で簡単に目的別貯蓄口座を作成できるようになっている。このとき、TFKを支援することを貯蓄口座名に「TFK」の文字を入れることで表明すると、その1%に当たる額をみんなの銀行がTFKに活動支援金として提供する。

「みんなのCheer Box」の仕組み

 貯蓄口座の金利は従来通り付き、別途みんなの銀行が支援金を支払う仕組みだ。ただし半年間の支援金総額は500万円を上限としている。ユーザーが総額で5億円の貯金を行った場合に上限となる。

 狙いは広告効果による口座数増大と預金額獲得だ。「TFKのような旬のプロスポーツが世界に出ていくタイミングでスポンサードするのは大きな広告効果があると見込んでいる。ファンが口座を作り預金していただくことも、価値の向上につながる」と、横田浩二頭取は話した。

 みんなの銀行は5月28日にサービス開始。約3カ月で10万9000口座を獲得している。

競泳チームTFKのゼネラルマネージャーを務める北島康介氏
TFKは、プロ競泳リーグ「インターナショナル・スイミング・リーグ」(ISL)に参加する。
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