ここで種明かしをすると、ランキングでトップを獲得したのは、米衣料品メーカーのパタゴニアだった。スコアは82.7ポイント。言うまでもなく、環境問題に敏感で、会社全体の収益の1%を環境団体に寄付し、環境や人権に配慮したエシカル・サプライチェーンも実践している。
人種差別など問題のある投稿を放置していたフェイスブックへのネット広告ボイコットに、パタゴニアはいち早く動いている。そうした環境や人に優しい印象が、消費者から好イメージを持たれている。
逆に言えば、パタゴニアのような活動をすれば、消費者へのイメージ向上ができるということでもある。
日本企業を見ると、実はスバル以上に高得点を獲得している企業がある。同じく自動車メーカーのホンダだ。
ホンダはパタゴニアに次いで全体の2位に付けている。スコアは81.6ポイント。米国でホンダは、アコードやシビックなど車のクオリティーも高い評価を受けてきた歴史がある。値段もそれほど高くないし、中古でも値段が落ちず、修理のパーツも豊富。そんな理由から人気は根強く、7項目で商品力がトップになっている。それ以外の項目でも平均してトップクラスにランクインしている。
ホンダやスバル以外にも、日本は自動車メーカーがランクインしている。トヨタは18位。残念ながら、自動車以外では、34位のソニー以外、日本企業は入っていない。
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