ホンダの航空機事業子会社、ホンダ エアクラフト カンパニーは現地時間の10月12日、米ラスベガスで開催されているビジネス航空機ショー「ナショナル ビジネス アビエーション アソシエーション」で、新型「HondaJet(ホンダジェット)」のコンセプト機を公開した。同展示会を通じてお客の新たな需要、市場ニーズの検証を進めるとしている。
新型機は「HondaJet 2600」。ホンダ独自の技術である主翼上面エンジン配置、自然層流翼型・ノーズ、コンポジット胴体を進化させ、アメリカ大陸の横断が可能となる小型ビジネスジェット機とした。
乗員1人での運用を可能としたコックピットには、オートスロットルやオートブレーキなど、システムの自律化や電動化を実現した先進技術を新たに導入。パイロットの負荷を軽減するほか、機体運用の安全性徹底を図った。
ライトジェットクラス最大の座席間スペースと室内の高さを確保し、クラストップの快適性能を実現する与圧キャビン、高い静粛性、目的別に選べる3つの座席レイアウトを提供する。
最大航続距離は2625ノーティカルマイル(約4862キロ)で、最大巡航速度は450ノット(約833キロ/アワー)、最大運用高度は4万7000フィート(約1万4326メートル)。燃費性能は通常のライトジェット機より20%、中型ジェット機に対しては40%以上の燃費向上を実現した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング