売上高は全セグメントで増収となった。中でも際立つのが、ヤフー・LINE事業。売上高は7510億円(同35%増)、営業利益は1155億円(同18%増)と大幅に成長した。好調のけん引役となったのが、QRコード決済の「PayPay」だ。LINE Payとの統合効果などもあり、ユーザー数は4300万人を突破した他、決済回数は16.6億回(同81%増)、決済取扱高は2兆4000億円(同68%増)を記録した。
コンシューマー部門の売り上げは料金引き下げの影響を受けるも、携帯端末の販売数が回復したことで、1兆3784億円(同6%増)に。サブブランド「Y!mobile」(ワイモバ)と格安プランの「LINEMO」の契約数が増加し、スマートフォンの契約数は2650万ユーザー(同6%増)、5Gプランの契約数も1000万を超えた。宮川社長は「Yモバイルの反応がいい。契約数増加のために、これを強化していきたい」とワイモバの販売を強化する考えを示した。
その他、法人事業の売上高は3509億円(同5%増)となったものの、世界的な半導体不足で「iPadがなかなか手に入りにくくなっている」と事業への影響を明らかにした。
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