ANAが『鬼滅の刃』とコラボ 特別機のアナウンスはキャラクターが担当想いをつなげ、絆のツバサ

» 2021年11月15日 11時50分 公開
[ITmedia]

 ANAグループが、12月1日からテレビアニメ『鬼滅の刃』とのタイアップを開始すると発表した。同日から1年間、特別デザイン機の就航や、限定の機内サービスなどを展開する。大人気アニメとのコラボで作品のファンにアピールし、需要喚起を図る。

鬼滅の刃 ANAと鬼滅の刃がコラボ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 コンセプトは「想いをつなげ、絆のツバサ」。タイアップのシンボルとして、特別デザイン機「『鬼滅の刃』じぇっと -壱-」を2022年1月末から国内線で就航する。今年度中に2機の就航を予定していて、最初のデザインには、炭治郎・禰豆子(「禰」は「ネ+爾」が正しい表記)・善逸・伊之助を描く。

 機内では、限定デザインのヘッドレストカバーやCAエプロン、キャラクターによる機内アナウンスなどのサービスを用意し、遊覧フライトも実施するとしている。

鬼滅の刃
鬼滅の刃 遊覧フライトも予定

 また12月1日から、全ての国内線機内で、炭治郎と禰豆子のシルエットを描いた限定デザインの紙コップ(普通席のみ)と、子ども向けのメンコ(合紙、1セット2枚入り、全18種類)を提供する。

 さらに、ビデオプログラムでは『テレビアニメ「鬼滅の刃」竈門炭治郎 立志編』 全26話を上映する他、『テレビアニメ「鬼滅の刃」竈門炭治郎立志編 オリジナルサウンドトラック』や『テレビアニメ「鬼滅の刃」オーケストラコンサート〜鬼滅の奏〜』からそれぞれ5曲をオーディオプログラムとして提供する。

鬼滅の刃鬼滅の刃 限定紙コップや子ども向けのメンコの提供も

 テレビアニメ『鬼滅の刃』は、累計発行部数1億5000万部を突破した吾峠呼世晴による漫画作品を原作としたテレビアニメ。19年4月に放送を開始し、20年10月16日には、“無限列車編”が劇場アニメとして公開され話題となった。これまでにさまざまな企業から「コラボ商品」が発売されるなど、20年には大きな“鬼滅ブーム”が起き、21年12月5日からは“遊郭編”の放送も決定している。

 一部報道によると、政府は「Go To トラベル」の再開について、来年1月中旬以降とする方向で調整しているという。人気アニメとのコラボとあわせて旅行、航空需要の回復が図れるか注目される。

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