本記事は、ニッセイ基礎研究所「ESGに対する企業の取り組み−企業の重要課題は社会の重要課題である」(2021年12月20日掲載、著者:金融研究部 主任研究員・年金総合リサーチセンター・ジェロントロジー推進室・ESG推進室兼任 高岡和佳子)を、ITmedia ビジネスオンライン編集部で一部編集の上、転載したものです。
環境、社会、ガバナンスは、企業が持続的成長を遂げるために重要な要素である。たった3つの要素とはいえ、環境だけでも、気候変動、大気汚染、海洋資源、生物の多様性、排水や廃棄物など対応すべき項目は広範囲に及ぶ。
環境、社会、ガバナンスに関連する全ての項目が企業の持続的成長に影響を及ぼすが、項目によって企業に及ぼす影響の程度には差がある。そこで、多くの企業がさまざまなESG項目の中から特に重要なESG項目を特定している。
本稿では、重要なESG項目を特定するプロセスや主要な企業の重要なESG項目、更には脱炭素に社会に向けた企業の取り組みを確認する。
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上場会社にとってESGのGとは何か、目的は達成できているかCopyright © NLI Research Institute. All rights reserved.
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