日本トレンドリサーチを運営するNEXER(東京都豊島区)は、仮想空間「メタバース」に関する知名度調査の結果を発表した。その結果、知名度は約25%で、そのうち実際にメタバース関連サービスの利用経験があるのは6割程度と判明した。
メタバースのサービスで、「実際に使った」と答えた人数が最多だったのはオンラインゲーム。「オンラインチャット」「オンラインイベント」がそれぞれ続いた。
調査では「メタバースで実現してほしいサービス」についても調査した。回答者からは「仮想空間での海外旅行体験」(50代男性)、「外出しなくても商品の触感が分かるサービス」(70代女性)、「仮想空間の土地の売買」(30代男性)、「自動車の運転教習」(70代男性)、「メタバース上で生活に関するいろんな手続きができるようになる事」(40代男性)、「過疎地に暮らす方への医療サービス」(50代女性)、「議会の視聴など行政への参加」(60代男性)などの意見が出た。
メタバースとは、ネット上の仮想空間や、それにまつわるサービスを指した言葉で、英語の「meta」(超越)と「universe」(宇宙)を組み合わせた造語。米国の作家ニール・スティーヴンスン氏が1992年に発表したSF小説「スノウ・クラッシュ」が由来とされている。日系企業では、パソナやパナソニック、ブイキューブが新規参入すると発表している。
調査は2021年12月30日から22年1月11日にかけて、全国の男女2200人を対象に実施した。
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