よく見ているテレビのジャンル 3位は「情報番組/ワイドショー」、2位と1位は?好きなジャンルは?

» 2022年01月20日 11時45分 公開

 「CCCマーケティング総合研究所」を運営するCCCマーケティング(東京都渋谷区)は、普段テレビ番組を見ている全国のTカードの会員を対象に調査を実施した。よく見ているジャンルを聞いたところ、1位は「ニュース/報道」(65.2%)だった。

「生活者意識調査:テレビ番組に関する調査」を実施した(画像はイメージ)
よく見ているジャンル、好きなジャンル(画像はイメージ)

 2位は「バラエティ(お笑い含む)」(44.2%)、3位は「情報番組/ワイドショー」(32.6%)と続いた。「国内ドラマ」については内容で分けて聞いた。その結果、最も多かったのは4位の「刑事・ミステリー」で27.4%だった。「医療」(25.8%)は5位、「恋愛」(22.1%)は7位という結果に。

 好きなジャンルは、1位が「バラエティ(お笑い含む)」で37.0%、2位は「ニュース/報道」で27.5%、3位は「国内ドラマ(刑事・ミステリー)」で24.1%だった。よく見ているジャンルで3位だった「情報番組/ワイドショー」を好きと回答したのは14.3%(11位)と低かった。「アニメ(国内)」(20.1%)や「映画(洋画)」(19.9%)は好きなジャンルで上位になった。

番組のジャンル別にみた視聴状況や視聴環境

 番組のジャンル別に視聴状況や視聴環境について聞いた。「情報番組/ワイドショー」と「ドキュメンタリー」は、「たまたま番組を見つけて視聴」が「継続的・定期的な視聴」を上回った。「情報番組/ワイドショー」は興味のある内容のときに見る視聴者が多いようだと同社は分析する。

視聴状況

 好きなジャンルで5位だった「アニメ(国内)」は、「継続的・定期的に見ている」が「たまたま見る」を上回り、ファンが継続的に視聴していることがうかがえた。家族など誰かと一緒に見ることが多いジャンルは、1位の「バラエティ」と2位の「ニュース/報道」が他を圧倒する結果に。

テレビ番組に対する行動

 テレビ番組に対する行動などを性年代別に見ると、「いつも決まったチャンネルを見ている」と回答した人は女性の16〜19歳で59.1%、20代で61.6%と他より多かった。一方でこの層は、「家族などがつけていた番組なのに自分が夢中になって見てしまうことがある」(女性16〜19歳:66.5%、女性20代:61.6%)という傾向が強いことから、同社は「継続的に見ていた番組やチャンネル以外でも新たに視聴し始める可能性が大きい」と分析する。また、「家の中ににぎやかさがほしくて、あえてテレビをつけていることがある」(同52.4%、54.3%)も高く、目的となる番組の視聴以外にもテレビに価値を求めていることが分かった。

テレビ番組に対する意見や行動

 今回の調査は全国16〜69歳の男女を対象に、インターネットで行った。期間は2021年9月24〜30日、有効回答数は1974人。

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