MMD研究所は、スマートフォン決済(非接触決済)の利用動向調査を実施した。その結果、最も利用しているサービスは「モバイルSuica」で全体の22.2%を占めた。2位は「iD」(21.6%)、3位は「楽天Edy」(20.6%)だった。
同研究所は18歳〜69歳の男女4万4727人を対象にスマホ決済の利用状況を調査。「スマホ決済を現在利用している」と回答した9783人の、各サービスの利用状況を集計した。同研究所は2021年7月にも同様の調査を実施していた。前回調査ではiDが最多だったが、2.8ポイント減少した一方、「モバイルSuica」が0.9ポイント増加し、1位となった。楽天Edyの3位は変わらず、1.8ポイント減少した。
同研究所は、決済手段の検討状況も調査。スマホ決済の利用を「検討している」と回答した4046人の状況を集計したところ、検討中の手段として最も支持を集めたのは楽天Edyで、20.1%だった。2位はモバイルSuica(14.2%)、3位はVisaのタッチ決済(12.2%)だった。
サービスの利用開始時期では「2016年12月以前」が16.6%と最も多かった。スマホ決済の認知が83.5%となったものの、実際の利用は8.7%と全体の1割未満に留まっていることも分かった。
調査は2022年1月1日から1月5日にかけて、5問の設問に回答する形でインターネット上で実施した。
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