3月1日から2023年卒向けの就職活動が本格化するのを前に、ホワイト企業の調査・分析を手掛ける「ホワイト企業総合研究所」を運営するAvalon Consulting(東京都新宿区)が、23年卒向けの「一流ホワイト企業ランキング」を発表した。1位は「グーグル合同会社」で、「Facebook Japan」と「アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社」(AWS)がそれに続き、3位までを外資系IT企業が独占した。
Avalon Consultingは2021年1月から12月にかけて、厚生労働省の統計や各企業のIR情報などを参考に国内の1万3000社を調査。「職場環境」「給与・福利厚生」「成長環境」「事業見通し」「財務指標」「WLB」(ワークライフバランス)など同社独自の評価指標を用いて、ランキングを作成した。同社は17年から同様の調査を行っており、今回が5回目。
同社調査ではグーグルの首位は2年連続だった。4位以下は「エミレーツ航空」「三菱商事」「伊藤忠商事」「オートデスク」「三井物産」「ヴイエムウェア」「リクルートマネジメントソリューションズ」の順だった。トップ10のうち、半数の5社がIT関連企業となる。他社のランキングでも人気が高い総合商社からも3社がランクインした。
コロナ禍で業績を伸ばした企業が多いIT業界。上位100社を見ても、その傾向は強く、ITコンサルを含め、4割がIT系となった。
Avalon Consultingは「ITと言っても、インターネット・WEB業界、情報処理・情報通信サービス業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界と種類は多い。複数領域にまたがる企業も多く、特徴は必ず押さえる必要がある」と前置きした上で「就職活動では検討すべき業界だ」とした。
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