食・農・温泉の複合施設「アクアイグニス仙台」オープン 復興の象徴を目指す宮城県仙台市に

» 2022年03月02日 10時00分 公開
[ITmedia]

 飲食・宿泊業を手掛ける仙台reborn(仙台市)は、複合施設「アクアイグニス仙台」を4月21日にオープンすると発表した。復興の象徴になるような施設を目指す。

仙台rebornは複合施設「アクアイグニス仙台」を開業する(画像:以下、リリースより)

 「アクアイグニス仙台」が建設されるのは、2011年の東日本大震災で大きなダメージを受けた仙台市若林区の藤塚地区。再び人が集まる空間をつくることを目指し、食・農・温泉の複合施設として開発した。

 海岸や干潟を望む高台の温泉に浸かってゆっくりと「湯治」し、豊かな自然環境から生まれた旬の食材を「食し」、新たな方法で食材を「育む」、「治する・食する・育む」をコンセプトにしている。

 6ブランドが出店する予定。パティスリー・ショコラの「コンフィチュール アッシュ/ル ショコラ ドゥ アッシュ」、ベーカリー「マリアージュ ドゥ ファリーヌ」、「リストランテ アクアパッツァ」の日高良実シェフが展開するイタリアンレストラン「グリーチネ」のほか、和食料理「笠庵」、カフェ「猿田彦珈琲」が店を構える。

1階のイメージ

 仙台rebornの深松努代表取締役は施設の開業について「震災から11年がたつ。復興から未来への第一歩となる施設にしたいと思い、雇用も地元の人たちを採用した。地下1000メートルからくみ上げた温泉『藤塚の湯』を軸に、パティスリー、レストラン、カフェ、マルシェと世界の人たちに来てもらえるような施設を目指す」とコメントしている。

2階のイメージ

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