バーミヤン、一部店舗で1649円の「飲茶食べ放題」 狙いは?平日の日中限定

» 2022年03月07日 20時37分 公開
[ITmedia]

 外食大手すかいらーくホールディングスが運営する中華レストラン「バーミヤン」が、首都圏の15店舗で「飲茶食べ放題」を実施していることが、SNS上で話題になっている。平日の日中限定で、ドリンクバイキング付き90分食べ放題が1649円と、手頃な価格で提供。同社に問い合わせたところ「実は現在、実証実験中」だといい、「評判次第で今春以降、全店舗への導入の是非を決める」という。

首都圏15店舗で実施中の「飲茶食べ放題」(すかいらーくホールディングス提供、以下同)

 バーミヤンの飲茶食べ放題は、東京・千葉・神奈川の計15店舗で2月24日から実施している。「本格焼餃子」や「小籠包」に加え、「ひんやり台湾カステラ」や「アンニンドウフ」などのデザートも含む全26メニューが、ドリンクバイキング付きで90分食べ放題(1649円)というサービスになっている。全26メニューから数品(1品、3品または5品)を選んでドリンクバイキングとセットになった「飲茶セット」(439円〜1319円)も一部店舗で実施している。

 実証実験として始めたサービスだが、同社の担当者は「予想を上回り大好評」だと話す。売り上げなど具体的な数字は「明かせない」というが、TwitterなどSNS上でも話題になっているほか、利用者からも「友人に知らせたい」「家族と利用したい」などと好意的な感想が店舗に多く寄せられているという。今春以降の全国展開に向けて、好材料が多く集まってきているようだ。

「カフェ」としての利用者増も狙う

 バーミヤンは「食事」「飲み」を目的とする利用者が多くを占めるというが、今回、飲茶食べ放題・飲茶セットを新たに展開することで、「ティータイム」や「カフェ」としての利用者を増やしたい狙いがあるという。

 全26メニューには、小籠包やアンニンドウフなどこだわりの自家製メニューを多くそろえる。担当者は「安さだけではなく、本当においしいものをお得な感覚で楽しんでもらいたい」と話している。

こだわりの自家製メニューも豊富にそろえる

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