青山商事がお悩み相談「“AI”よしこママ」をアップデート 進化した内容は?ビジネスパーソンとの関係を強化

» 2022年03月15日 11時40分 公開
[ITmedia]

 「洋服の青山」を展開する青山商事は、公式Webサイトで公開しているお悩み相談AIチャットボット「スナックママ『よしこ』」の累計相談件数が11万件を突破したと発表した。この結果を公開するとともに、スナックママ「よしこ」をアップデート。回答できる範囲を拡大したほかクーポンを配布する機能を実装した。

よしこ お悩み相談AIチャットボット「スナックママ『よしこ』」(プレスリリースより)

 AIチャットボット「スナックママ『よしこ』」は、メインターゲットであるビジネスパーソンとの関係を強化する取り組みとして2021年7月から公開している。宮崎市最大の繁華街「ニシタチ」エリアのママたちを対象に50時間のインタビューを実施し、同市のスナック「華酔亭」のママ、茶圓イツ子さんをモデルとした。(関連記事

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 寄せられた11万件以上の悩みを世代別に分類したところ、10〜30代では「出会いが少 ない」「人間関係がうまくいかない」「孤独を感じる」といったコミュニケーション不足の悩みが上位にランクインした。

 一方、30〜40代では「上司とうまくいかない」「家族を養えるか」などの仕事やプライぺートに関する具体的な悩みが多い結果となった。

よしこ 世代別の悩み(プレスリリースより)

 また、全世代を通して「今後のキャリアに対する不安」や「収入に対する不安」が上位に入り、働く上での漠然とした不安があることも判明した。

 この結果を受け同社は、よしこママをアップデート。相談件数の多い悩みに対してAIが新たに学習し、回答できる範囲を拡大。また、特定のワードや商品の購入意向がある相談には、よしこママから「洋服の青山」の店舗や公式オンラインストアで使用できるクーポン券を提供する機能を実装した。

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