車名別盗難ワースト1は「ランドクルーザー」 ワースト10は?日本損害保険協会調べ

» 2022年03月26日 05時00分 公開
[ITmedia]

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 2021年における車名別盗難ワースト1は「ランドクルーザー」――そんな結果が、日本損害保険協会の発表した「第23回自動車盗難事故実態調査結果」で分かった。

どんな自動車が盗まれやすいのか(画像はイメージ)

 車両本体の盗難における車名別盗難状況を見ると、1位が「ランドクルーザー」(331件)、2位が「プリウス」(266件)、3位が「レクサスLX」(156件)という結果に。

 過去の調査を見ると、19年と20年はプリウスがワースト1位、ランドクルーザーがワースト2位だった。同団体は「車両本体盗難の被害が、特定の車種に集中する傾向が続いている」とコメントした。また、21年調査におけるワースト10車種1221台のうち、レクサスブランドが2割を占めた。

車両本体の盗難における車名別盗難状況(出所:リリース、以下同)

 1件当たりの支払い保険金の推移(車両本体盗難)を見ると、19年は208.0万円、20年は225.7万円、21年は236.9万円と増加傾向が続いている。

1件当たりの支払い保険金の推移(車両本体盗難)

 盗難が発生する時間帯は、「深夜〜朝(午後8時〜午前9時)」(55.2%)が最も多く、「日中(午前9時〜午後5時)」(29.0%)、「夜間(午後5〜10時)」(8.7%)と続いた。同団体は「窃盗犯は深夜から朝にかけて薄暗い場所で窃盗に及ぶ傾向があると推察される」と分析する。

盗難が発生する時間帯

 調査期間は19年1月1日〜21年12月31日で、調査対象は損害保険会社21社。全国で発生した自動車の車両本体盗難事故および車上ねらい(部品盗難含む)事故で、調査期間内に自動車盗難事故が発生し、保険金の支払いを行った事案を対象にしている。

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