リクルートの調査研究機関、ジョブズリサーチセンターは、2022年3月の三大都市圏(首都圏・東海・関西)のアルバイト・パート募集時平均時給調査結果を発表した。「フード系」は前年同月比41円増(+4.0%)、「販売・サービス系」は同23円増(+2.2%)で、給与の上昇が続いている。
販売・サービス系やフード系を中心に、学生の卒業などに伴う欠員を補うための採用活動が継続的に行われていることが要因で、人材不足感もコロナ前と同水準まで強まってきているようだ。
3月の平均時給は前年同月比19円増の1102円。「専門職系」の平均時給は1227円で、06年1月以来の過去最高額を更新した。
職種別では平均時給が最も高かったのは「営業系」で1436円。次いで「専門職系」(1227円)、「事務系」(1187円)、「製造・物流・清掃系」(1098円)、「販売・サービス系」(1073円)、「フード系」(1059円)で、全職種で前年同月比プラスだった。
最も伸び率が高かった職種は「営業系」(前年同月比115円増、+8.7%)。次いで「フード系」(同41円増、+4.0%)、「事務系」(同34円増、+2.9%)、「販売・サービス系」(同23円増、+2.2%)という結果だった。
エリア別では、首都圏の平均時給が1147円(同9円増、+0.8%)、東海の平均時給が1021円(同21円増、+2.1%)、関西の平均時給が1081円(同25円増、+2.4%)だった。
調査では、同社が運営する求人メディア「TOWNWORK」「fromA navi」上に22年3月に掲載された求人情報40万9853件を集計した。
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