2020年から始まった新型コロナウイルスの感染拡大から2年がたつ。新型コロナウイルスは街の景色をもすっかり変えてしまった。東京でいえば、渋谷と原宿を結ぶ明治通りのほか、新宿や池袋など、多くの買い物客でにぎわっていた街では空き店舗が目立つ。
しかし、コロナ禍の中でもしっかりと成長できた企業は、新たなビジネスプレイヤーとなり新店舗を出店。新エリアに出店することによって街の景色が変わっていくのだ。東京・銀座も例外ではない。現在でも日本一高額な土地の代表格である銀座に、現在100円均一ショップの出店が増え始めている。
銀座のド真ん中を横断する中央通り、文具専門店の銀座伊東屋のすぐそばに「メルサ Ginza-2」という商業ビルがある。そこの地下1階に21年3月、100均業界売上高4位の「ワッツ」がオープンした。
東京メトロ有楽町線の銀座一丁目駅とも直結している。地上からは見つけにくく、一般の買い物客向けというよりは、界隈(かいわい)で生活している人、もしくは働く人々のコンビニエンスショップ的な役割を担っているのだろうか。
同店では、駄菓子やレトルト食品、飲料は扱っているものの、お弁当類の品ぞろえはなく、完全にコンビニの役割を補完できている訳ではない。
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