消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
マッチングアプリを利用する人が、年々増えている。コロナ禍で出会いの場が減ったこともあり、その勢いはさらに加速。リクルートが2021年8月に発表した調査によると、恋愛・結婚意向のある、恋人のいない独身者の5人に1人以上(21.8%)がマッチングアプリを主とするネット系婚活サービスを利用している。
しかし、その一方で「マッチングアプリ疲れ」という新たな課題が浮き彫りになっている。
メディア工房の調査によると、「あなたは、マッチングアプリの利用に疲れたと感じた経験はありますか」との質問に、「ある」と回答したマッチングアプリ利用経験者の女性は91.5%(498人)に上る。
「ある」と回答した女性がマッチングアプリを利用して疲れを感じるときは、「メッセージのやりとりが面倒くさいとき」が79.3%で最多(複数回答)。「メッセージの返信を考えるのが面倒に感じる(27歳)」「同じようなやりとりを複数人とすることになるので飽きてくる(26歳)」といった理由があるようだ。
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