小田急百貨店は5月1日より、昨年12月から販売しているオリジナルの純金小判「小田急百貨店新宿店本館記念小判」(以下、小田急小判)の価格改定を実施したことを発表した。旧価格の27万5000円から11万円値上げし、新価格は38万5000円となった。
小田急小判は純金製で、新宿駅西口地区開発計画の進ちょくに伴い、2022年9月末で営業を終了する小田急百貨店新宿店本館の外観をデザインしている。新宿店本館の5階宝飾売場と町田店の4階宝飾売場で販売しているが、5月地点での受注合計は約300枚と想定を上回っていた。
販売開始時から4月30日までは旧価格の27万5000円で販売していたが、金価格の高騰が続いていることを理由に5月1日から価格改定を実施。新価格は11万円値上げし、38万5000円となった。
小田急百貨店新宿店本館は、1967年11月23日に全面開業。小田急線と丸ノ内線の駅ビル外観が同一のパネルによって統一された商業建造物で、西口広場とも一体となったこのデザインは、モダニズム建築家の坂倉準三氏が手掛けた。
その後、新宿駅西口の象徴的な建造物として50年以上に渡って多くの人に親しまれてきたが、再開発に向けて解体に至ることになった。今後新宿店は、新宿西口ハルクでの営業となる。
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