地域別に見ると、シンガポールに次ぐアジア地域2位は香港(全体12位・76点)、日本は香港に次ぐアジア3位(73点)。日本の近隣諸国は台湾(全体25位・68点)、韓国(全体32位・62点)、中国(全体66位・45点)、ロシア(全体136位・29点)、北朝鮮(全体174位・16点)だった。
主要な先進国や発展途上国の状況はどうか。先進国を指すことが多い「先進7カ国首脳会議」(G7)の加盟国では、ドイツ、英国(11位・78点)、カナダ(13位・74点)、日本、フランス(22位・71点)、米国(27位・67点)、イタリア(42位・56点)の順だった。TIによると、米国が25位以下になったのは、調査開始以来初めてだという。
2000年以降著しい経済発展を遂げた新興5カ国「BRICS」は中国、南アフリカ(70位・44点)、インド(85位・40点)、ブラジル(96位・38点)、ロシアの順で、「ポストBRICS」とされる「VISTA」では、南アフリカ、ベトナム(87位・39点)、インドネシア・トルコ・アルゼンチン(いずれも96位・38点)という順だった。
欧州の共通通貨「ユーロ」圏内で、財政状況が厳しいとされる南欧中心の「PIIGS」では、アイルランド(13位・74点)、ポルトガル(32位・62点)、スペイン(34位・61位)、イタリア、ギリシャ(58位・49点)という状況だった。
調査対象国の平均点は43点。TIは「腐敗があれば悪の循環が始まり、人権侵害が生じる。人権と自由が損なわれ、民主主義が後退すると、権威が既得権を握り、腐敗がひどくなる。各国政府は誰もが権力の濫用から逃れることができるように全力で腐敗と闘うべきだ」としている。
詳細なランキングは、TIの公式Webサイトで公開中。国際的なビジネスを手掛ける企業は、取引相手の国・地域の汚職度も考慮した上で、ビジネスを行う必要がありそうだ。
サーティワンの人気フレーバーランキング、「チョコレートミント」が初の1位 トップ5と年代別の傾向は?
「工場の製造が追い付かない」──ファミマの「クリームパン」、4週間で650万個販売 好調の理由を広報に聞いた
「イケメンおじさん俳優人気」ランキング “キムタク”を抑え「反町隆史」が1位 上位の顔ぶれは?
「10代人気女優」ランキング “めるる”を抑え「芦田愛菜」が1位、上位の顔ぶれは?
「学んでみたいプログラミング言語」ランキング 1位は「C/C++」 他言語の順位は?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング