消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
NEXER(東京都豊島区)は、運営するアンケートサイト「ボイスノート」で「プログラミング言語についての調査」を実施した。その結果、「学んでみたいプログラミング言語」の第1位は、「C/C++」(106票)であることが分かった。次いで、2位は「Python」「Java」(82票)が同率でランクインした。
C言語は、1972年に米AT&T社ベル研究所のデニス・リッチー氏が主体となって開発された、汎用プログラミング言語の一種。汎用性が高く、基幹系システムや動作環境の資源制約が厳しい、または実行速度性能が要求されるソフトウェアの開発に多く用いられる。C言語にオブジェクト指向の仕様を追加してできたプログラミング言語が「C++言語」となる。「基本的な部分になるから」や、「1番実用的」「仕事の役に立ちそう」などが学びたい理由として挙がっている。
Python(パイソン)は、グイド・ヴァン・ロッサム氏により開発された、インタープリタ型の高水準汎用プログラミング言語。コードの記述がシンプルで短くて済むことや、フレームワークやライブラリが豊富なことが特徴で、近年はAI開発でも広く使われている。「自分で効率的に作業できる環境を構築してみたいから。副業として将来役立ちそうだから」や、「AIの分野に強い言語だと思うので、マスターすると仕事に有利になりそうだから」などが選んだ理由として挙げられた。
Java(ジャバ)は、オブジェクト指向の代表的なプログラミング言語。サン・マイクロシステムズによって開発され、現在オラクル社から提供されている。汎用性が高く、システム開発、Web開発、アプリケーション開発などとさまざまな場面で使用できるため、多くの開発現場で使用されている。
選んだ人からは「一番使われているプログラミング言語だと思うから」「需要が高く、就職にも有利」などの声が挙がった。
その他の順位では、4位「JavaScript」(80票)、5位「HTML/CSS」(33票)、6位「アセンブリ言語」(28票)、7位「Visual Basic(VB.NET以外)」(25票)、8位「VBA」(21票)、9位「PHP」(13票)、10位「CABOL」(12票)だった。
調査は、事前調査で「プログラミングについて学びたい」と回答したボイスノート会員550人を対象に実施した。調査期間は、4月14日〜4月26日。
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