“サウナ好きの聖地”とも呼ばれる老舗温浴施設「湯乃泉 草加健康センター」(埼玉県草加市)は5月24日、サウナハット専門店「ベストサウナハット」(東京都世田谷区)とコラボした限定サウナハットの販売を巡り、混乱があったとして謝罪した。同施設は「告知方法が適切でなかった」とし、販売方法などを今後改善する方針を示している。
同施設は1988年創業の老舗施設。9種の風呂と高温サウナの温浴施設を提供しており、2019年と21年にはドラマ『サ道』(BS テレ東)にも登場するなど、首都圏を代表する人気施設として知られている。
そんな同施設は5月22日、ベストサウナハットとのコラボ商品を限定100個で販売した。人気店とのコラボということもありサウナ好き(サウナ―)からの注目度も高く、混乱が予想されたことから、当初は午前5時に先着順で整理券を配布すると告知していた。だが、実際に整理券の配布を始めたのは、午前2時46分で、午前3時ごろには予定枚数の配布を終えていた。
同施設が配布時間を前倒ししたことに加え、配布が終了したことを告知しなかったために、そうした状況を知らずに来館した一部の利用者から不満の声が挙がった。その後、一部の購入者がフリマアプリ「メルカリ」で定価以上で高額出品していたことも、批判に拍車を掛けた。
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