ダイソンがパナソニックを提訴 「ドライヤーの広告表示が誤解を招く」

[ITmedia]

　ダイソンは6月9日、パナソニックのヘアードライヤーナノケア「EH-NA0G」の広告が不正競争防止法に違反するとして、東京地方裁判所に提訴を行った。

パナソニックのヘアードライヤーナノケア「EH-NA0G」（画像はパナソニック公式サイトより）

　ダイソンはパナソニックの広告に対し「ナノイー技術が髪への影響、髪の潤い、髪の保護に与える影響に関する複数の広告表示が誤解を招くものである」と主張。この内容を訴状に盛り込み、第三者機関による検査結果を証拠として提出した。

　同社はパナソニックに対し、今後こうした広告を表示しないように差し止めおよび広告表示の抹消を請求している。なお、金銭的な請求は行わない。

　ダイソンは「同業他社の広告表示や産業界の基準が消費者の利益を損なうと判断した場合には、それらの表示・基準に異議を申し立ててきました」「これまでパナソニックの代表者に直接懸念を伝えてきましたが、解決に至らなかったため、法的措置を選択せざるを得ませんでした」と発表している。

ダイソンが発表した「請求及び主張のポイント」（ダイソンのニュースリリースより抜粋）