「動いてから考える」VS「考えてから動く」 Z世代に多いのはどっち?Z総研調べ

» 2022年06月13日 12時10分 公開
[ITmedia]

 Z総研を運営するN.D.Promotion(東京都渋谷区)とマイナビは、Z世代の仕事観について調査を実施した。仕事やキャリアについて考えるとき、92.0%が「変わり続けることが成長」と考えていることが分かった。

Z Z世代の92.0%が「変わり続けることが成長」と考える

 仕事やキャリアについての考えるときについての行動を尋ねたところ、71.8%が「考えてから動く」と答えた。自身に変化を求めさらなる成長を考えつつも、不安な社会情勢もあり、行動には慎重になっていると考えられる。

Z 仕事やキャリアについての考えるときについての行動(Z総研調べ)

 今の仕事についてどう思っているか尋ねたところ、69.3%が「今の職場でしばらく頑張ろうと思っている」と答えた。その理由として、「経験値やキャリアアップのため」「人間関係や職場の環境が良好だから」「仕事が楽しい」といった声が寄せられた。

Z 今の仕事についてどう思っているか(Z総研調べ)

 一方、30.7%は「転職も視野にいれている」と答えた。自分の将来を見据えるなどの他、待遇や職場の環境に不安があるとの声もあがった。

 仕事のやりがいについて、66.3%が「チーム」で進める仕事にやりがいを感じていた。理由には、仕事を進めることで自分にないものを補うことができる、協力することで達成感をより一層感じることができる点が多く挙げられた。

Z 仕事の進め方について(Z総研調べ)

 「好きなことを仕事にしたい」か「仕事は続けるうちに好きになると思う」か尋ねたところ、 84.0%が「好きなことを仕事にしたい」と答えた。「モチベーションや向上心につながり仕事を続けていくことができる」「人生一度きりだから楽しいことがしたい」「苦しいときに頑張れる」といった声が寄せられた。

Z 「好きなことを仕事にしたい」か「仕事は続けるうちに好きになると思う」か(Z総研調べ)

 一方、「仕事は続けるうちに好きになると思う」と答えた人からは、「好きなことを仕事にしてしまったら嫌いになりそう」「好きなことは休みの日にする」「やりがいをみつければ好きになれる」といった声があがった。

 調査は、全国の男女18〜25歳の社会人経験者163人を対象に、インターネットにて実施した。調査期間は5月27〜31日。

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