「無登録業者(闇金融)」を利用したことがある人は、どのくらいいるのだろうか。消費者金融やクレジットカード会社などから、3年以内に借入経験がある人に聞いたところ「利用経験あり」と答えたのは11.1%、「利用意向があったが、利用経験なし」は10.5%であることが、金融庁の調査で分かった。
利用経験がある人の職業を見ると、「農林漁業」(38.1%)がトップ。次いで「学生」(37.7%)、「専門職」(32.3%)、「公務員」(18.4%)、「経営者・役員」(15.5%)、「会社員」(13.5%)と続いた。
闇金融を利用したことがある人に、その理由を尋ねたところ「借入れが限度額に達して、正規の金融機関から断られたため」(36.0%)が最も多く、次いで「借入れは限度額に達していなかったが、正規の金融機関から断られたため」(23.0%)、「返済の延滞経験があり、正規の金融機関から借りられないため」(21.5%)という結果に。
借入れ後の感想を聞いたところ、「覚えていない・答えたくない」(23.4%)がトップ。以下「金利の負担が重かった」(22.7%)、「今後は絶対に借りない」(19.7%)、「生活(事業)が悪化した」(18.5%)と続いた。「生活(事業)が改善した」と答えたのは、9.5%にとどまった。
インターネットを使った調査で、18歳〜70代の男女2584人が回答した。調査期間は1月28日〜3月7日。
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