尼崎市は6月24日、紛失していた市民情報が入ったUSBメモリを発見したと発表した。受託者のBIPROGY(旧社名:日本ユニシス)からの連絡で明らかになったという。同USBメモリ内にある個人情報については、関係機関と協力しながら調査を進めている。
USBメモリには尼崎市全市民の住民基本台帳の情報(46万517人分)などが入っているが、尼崎市によると、現時点では外部への漏えいは確認していないという。
今後の対応については、「市職員はもちろん受託者に対して、USBメモリなど電子記録媒体を本市事業所外へ持ち出す場合は、具体的な運搬方法を含めて必ず本市に許可を得た上で、暗号化など情報セキュリティ対策を行い、複数人での配送や運送会社のセキュリティ便を使用するなどセキュリティマネジメントを徹底するようにいたします」としている。
事件は21日に発生。BIPROGY関西支社の関係社員がコールセンター(吹田市)でのデータ移管作業のため、必要なデータが入ったUSBメモリをかばんに入れて持ち出した。作業完了後、飲食店で食事・飲酒を済ませて帰宅したところ、かばんの紛失が判明したという。
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