「SNSで話題のあの商品はどうやって開発したの?」「なぜこの会社はこんな取り組みを進めているの?」ちょっと気になっていた企業の“なぜ”をコンパクトに紹介します。
サービスや製品に込めた思いや苦労話など、担当者にしか分からない「裏側」を徹底取材。仕事が忙しくて、じっくりと情報を得ることができない人でも読めるよう、できるだけ簡潔にまとめています。テレワーク中の息抜きや移動時間、就寝前に「3分インタビュー」でサクッと情報収集!
ドン・キホーテがプライベートブランド(PB)の「情熱価格」から"カゴの大きい"電動アシスト自転車「EVA PLUS2」を発売した。電動自転車と聞くと、バッテリーの持ちやスタイリッシュなデザインが重視されそうだが、なぜ「カゴの大きさ」にフォーカスしたのだろう。
「EVA PLUS2」は2020年11月に発売した「EVA PLUS」のリニューアル版である。走行距離、デザイン、カゴの大きさをアップデートした。
充電1回での走行距離は、標準モード使用時で約28キロから36キロに改善した。デザインでは、顧客ニーズの高いカラーリングを追加した。カゴの大きさは幅を370ミりから435ミリに変更し、大きなカバンも入れやすいようにした。
これらは、初代モデル「EVA PLUS」に対して顧客から寄せられた「ダメ出し」をもとに改善に至ったものだ。
ドンキ・ホーテを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は、21年2月に「情熱価格」をリニューアルした。「自社だけでつくる『プライベートブランド』ではなく、みなさんと一緒につくる『ピープルブランド』として生まれ変わります」という声明を発表。商品開発に顧客の声を取り込むために、商品に対するダメ出し募集サイト「ダメ出しの殿堂」を開設し、運用を続けている。
「EVA PLUS2」にはどのようなダメ出しが集まったのだろうか。同社PB企画開発部の飯山琢巳さん、PBマーケティングチームの小出まどかさんに話を聞いた。
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