新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止や時短営業に追い込まれていたビアガーデンやバーベキュー場が続々と再開している。久茂地都市開発(那覇市)が運営する「パレットビアテラス」は3年ぶりに通常営業。7月の週末はすでに予約が埋まったバーベキュー場もある。屋外という安心感もあるようで、今年は夏の風物詩が楽しめそうだ。(政経部・又吉朝香)
久茂地都市開発は1日からパレットビアテラスを始めた。昨年は緊急事態宣言発令のため開催1カ月で中止を余儀なくされたが、今年は8月末まで開催予定。クリフビールや浮島ブルーイングなど計8社のクラフトビールやバーベキューが楽しめる。
星野リゾート(長野県)が運営するリゾナーレ小浜島でも6月から、ホテルの目の前に広がる海を眺めながらビールを楽しめるイベント「絶景海上ビアガーデン」を始めた。昨年は緊急事態宣言でソフトドリンクのみの提供だったが、今年はビールを販売。来場者数は前年同期比1.5倍で推移している。
本多薫総支配人は「透明度の高い海の景色を楽しみながら、ビールを飲んでリゾート気分を味わえる」とPRした。
沖縄ハーバービューホテル(那覇市)は2年ぶりにビアガーデンを再開した。コロナの感染防止対策として200席あったテラス席を半分にし、7〜9月は水〜金曜日に営業する。金曜日は8月まで予約が埋まるほど盛況だという。
トロピカルビーチ(宜野湾市)のバーベキュー場は7月の週末はすでに予約で埋まったという。
ビアガーデンやバーベキューが復活し、ビールの売り上げも回復傾向にある。オリオンビール(豊見城市)の4〜5月の業務用の売り上げは前年同期比の2倍に伸びた。担当者は「飲食店の売り上げが主だが、ビアガーデンやバーベキュー需要も売り上げが伸びた要因の一つだ」とした。
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