2年前から始まったコロナ禍による生活の変化は、家電業界やビジネスにもさまざまな変化をもたらした。その中でも新しいカテゴリーとして広がりを見せているのが、「セカンド冷凍庫」だ。
これまで家庭における冷凍冷蔵庫といえば、家族の人数に合わせた大型モデルがキッチンに置かれているのが一般的で、複数台あるのはレアケースだった。しかし、いま2台目となるセカンド冷凍庫が広がっている。
その最大の理由は、巣篭もり生活を経験したことによるライフスタイルの変化。備蓄食品の増加に加え、お取り寄せや出前の拡大による内食の拡大だ。
日本冷凍食品協会によると、家庭用冷凍食品の生産数量は2015年以降、前年比100%強、が続いていたが、20年に前年比111.4%と大きく伸長、21年は生産数量79.9万トン(前年比103.6%)と、過去最大量を記録している。
この増産が続く冷凍食品を保存するために、セカンド冷凍庫を買い足す家庭が増えているというわけだ。
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