日本の7大車メーカー、それぞれの平均給与はいくら?有価証券報告書から読み解く(3/3 ページ)

» 2022年07月28日 07時00分 公開
[ITmedia]
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マツダ、スズキ、SUBARUの平均給与

 「22年3月期までを足場固め期間と位置付け、23年3月期からの本格成長に向けた準備を計画通り完了させた」と発表したマツダ。実際、営業利益は前期の88億円から1042億円(1184.1%)と驚異的に伸長した。そんなマツダの従業員数は2万2652人、平均年齢は41.8歳、平均勤続年数は16.6年、平均給与は637万5000円だった。

平均給与 マツダの平均給与(同社有価証券報告書より引用)

 スズキの従業員数は1万6267人、平均年齢は40歳10カ月、平均勤続年数は18年4カ月、平均給与は665万7670円だった。インドの乗用車市場で47.7%のシェアを誇った同社。しかし、SUV人気の高まりや他社の新型SUV投入により、22年3月期のシェアは43.4%に低下し巻き返しを図る。

平均給与 スズキの平均給与(同社有価証券報告書より引用)

 17年4月1日付で社名を変更して5周年のSUBARU。従業員数は1万6961人、平均年齢は39.1歳、平均勤続年数は16.0年、平均給与は645万1527円だった。

平均給与 SUBARUの平均給与(同社有価証券報告書より引用)

 近年の自動車業界では、「CASE」がトレンドだ。「CASE」とは「Conneted Autonomous Shared Electric」の略で「コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化」を意味する。これら4つの概念を起点に、各社さまざまな技術開発や取り組みを進めており、100年に1度の大変革時代と呼ばれるほど、大きな変化が起きようとしている。

平均給与 日本の7大車メーカー 平均給与一覧(各社有価証券報告書より著者作成)
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