伊勢志摩の離島に宿やへリポートを備えた会員制のすし店 11月開業MOKU ISESHIMA

» 2022年08月01日 08時00分 公開
[ITmedia]

 旅館業を営む禅(三重県志摩市)が、伊勢志摩国立公園の間崎島に、宿泊施設を備えた会員限定のレストラン「MOKU ISESHIMA」を11月にオープンする。自然に囲まれた離島で、海の幸、山の幸を堪能する旅を提案する。

伊勢志摩 伊勢志摩国立公園の間崎島に「MOKU ISESHIMA」が開業(以下、プレスリリースより)

 MOKU ISESHIMAのコンセプトは「冷暖自治」。本質は体験してみてはじめて分かるという禅語に由来する。ヘリで東京から90分、近畿圏から30分。賢島(かしこじま)から船で15分の間崎島は、かつて真珠養殖で栄え宝石の島と呼ばれていた。当時の人口は600人だったが、現在は45人にまで減少。多くが高齢者で、島内にて半自給自足生活にて暮らしている。

伊勢志摩 かつて真珠養殖で栄え宝石の島と呼ばれた間崎島

 その島の岬に、1日1組1棟貸の宿「YADO TERASU」と、会員制すし店「SUSHIYUTAKA-ZEN(鮨裕・禅)」、専用ヘリポート・桟橋の3つの施設を設置する。

 YADO TERASUには、ロイヤルスイート1室を用意する。屋内外を合わせた面積は約370平方メートルで、最大8人まで利用可能とした。施設には、テラスやインフィニティプール、露天風呂やサウナを完備する計画。会員の宿泊予約受付は9月、一般の宿泊予約は11月を予定している。

伊勢志摩 1日1組1棟貸の宿「YADO TERASU」

 会員制のすし店「SUSHIYUTAKA・ZEN(鮨裕・禅)」には、「SHEF'S ROOM(シェフズルーム)」と呼ぶ部屋を設える。会員が懇意のシェフを同行し、そのシェフが料理を造ることを可能にした。また、全国からシェフを誘致し、イベント「Shef's Table」を開催するという。

伊勢志摩 会員制のすし店「SUSHIYUTAKA・ZEN(鮨裕・禅)」

 MOKU ISESHIMAは会員制の施設とし、会員もしくは会員の紹介でのみ利用可能とした。なお、YADO TERASUは一般客も正規料金で宿泊できる。

伊勢志摩 へリポートも完備

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.