カインズ(埼玉県本庄市)は、レジを通らずに買い物ができるレジのない無人店舗「CAINZ Mobile Store」をカインズ本社1階ロビーに設置し、9月1日より実証実験を開始する。同店は従業員限定の利用とし、実証実験の結果を踏まえて今後の展開を検討するとしている。
店舗入り口にあるゲートに専用アプリのQRコードをかざして入店し、買い物後、出口から出ると決済が完了する。店内上部に設置したカメラがお客の動きを認識して手に取った商品を判断。入店時に読み取らせたアプリで自動的に決済されるシステムを採用した。
店舗面積は15.5平米で、営業時間は24時間。カインズオリジナル商品を中心に約200アイテムを取り扱う。CAINZ Mobile Storeの設置により、お客側は非接触かつ買い物時間の短縮ができ、店舗側は省人化による効率向上を期待できるとしている。
同社は「新しいカインズをつくる」ことを目的に、「ストレスフリー」「パーソナライズ」「コミュニティー」「エモーショナル」の4つの視点を目的としたデジタル戦略を進めている。CAINZ Mobile Storeは、レジに並んで会計を待つ時間や買い物かごから買い物袋に入れ替える手間など、”ちょっとしたわずらわしさ”解消に向けた施策という。
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