Zホールディングのグループ企業であるヤフー、アスクル、出前館は、食料品や日用品などを最短15分で届けるクイックコマース(即配サービス)「Yahoo!マート by ASKUL」の拠点を活用し、ユーザーが直接買い物できる来店型店舗の運営を開始した。発表によると、来店型店舗の運営は、クイックコマース事業者としては初めての試みという。
「Yahoo!マート」は現在、都内の3拠点で来店型店舗を運営しており、ユーザーは約2000種類の商品を、店舗で見ながら買い物ができる。また、今年中に店内調理を開始するため準備を進めていて、店内で調理したから揚げやコロッケなどの総菜の注文にも対応するという。
「Yahoo!マート」は現在、東京都と千葉県で20店舗を運営している。今秋には練馬区などに3店舗をオープンする予定で、今後も東京を中心にエリアを拡大する計画だ。また、ヤフーは同事業をさらに推進するための子会社「ヤフーマートオペレーションズ」を7月1日に設立。10月1日からは店舗運営を同社が行い、サービス品質の高度化を目指すとしている。
3社は「今後もクイックコマース事業に加えて、各拠点や地域のニーズに即した店舗形態や商品を展開することで、ユーザーの買い物体験を便利にするためのあらゆる可能性に挑戦していきます」とコメントしている。
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