米アップルは9月8日、スマートウォッチ「Apple Watch」シリーズ初のタフネスモデル「Apple Watch Ultra」を発表した。登山やダイビングなどアウトドアスポーツでの利用を想定しており、今秋予定のアップデートを行うことで、1度の充電で最大60時間駆動するようにする。本体カラーは「ナチュラル」のみで、価格は12万4800円。9月23日に発売する。
過酷な環境でも使用できるよう、ボディの素材にはチタンを採用。サイズは従来のApple Watchシリーズよりも大きい49ミリとした。同社によると「Apple Watch史上最大のディスプレイ」という。サイズは44(幅)×49(高さ)×14.4(奥行き)ミリメートル、重さが61.3グラム。マイナス20度の凍える寒さの山から55度までの炎熱の砂漠でも利用できるよう設計した。
同社は登山家などプロアスリートの使用を見越し、Apple Watch史上初めて、従来のGPS周波数帯「L1」に加え、最新周波「L5」の両方を統合した高精度2周波GPSを独自開発し、搭載。ユーザーが正確な位置を把握できるようにした。Ultraのみに搭載した「サイレン」機能では、86デシベルの音量で、周囲180メートルに音を鳴らし、遭難時などにユーザーの居場所を知らせることができるようにした。
耐水性能も100メートルまで対応。同社はUltraについて「これまでで最も屈強で有能なApple Watch」と説明している。
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