「ボンタンアメご朱印帳」が登場 ロングセラー菓子がそのままのデザインで欠落していた部分は

» 2022年09月13日 09時49分 公開
[秋月かほITmedia]

 早和製本(京都市)は、セイカ食品(鹿児島市)が1924年から発売しているロングセラー菓子「ボンタンアメ」のパッケージデザインをそのまま使った御朱印帳「ボンタンアメご朱印帳」を発売する。発売日は9月15日で、価格は990円。

photo 早和製本は「ボンタンアメご朱印帳」を発売する(以下プレスリリースより)

 「ボンタンアメご朱印帳」は四国伊予産の御朱印専用の奉書紙を元に、同社が開発し、特殊加工を施した「墨が裏面に染み出ない御朱印帳」と同じ和紙を使用。片面8ページ、両面で16ページの蛇腹(じゃばら)仕様となっており、両面使用できる(折り目には撥水効果なし)。

photo 蛇腹仕様

 通常の御朱印帳は、表紙の裏面の和紙が1枚で薄いために御朱印の授与は難しいが、当御朱印帳は紙が2重になっていて分厚いため、1ページ目から無駄なく使用できる。和紙のサイズは縦177ミリ×横117ミリ×8面連続(計936ミリ)で、蛇腹部分を両手で広げても落とさない程度の長さとなっている。

photo 裏面

 御朱印は御朱印帳に授与されるものであり、窓口ではノートや便せん、端紙への御朱印授与を断られることがある。そのため「ボンタンアメご朱印帳」は裏面に「御朱印帳」の文字を記し、一目で御朱印帳であることが分かるようにした。

 ボンタンアメのパッケージ裏面には食品表示(ピンクの枠)があり、その大部分が隠れるため下側のデザインは長年謎に包まれていた。セイカ食品から原版データを受けた早和製本は、一部の欠落していた部分を画像処理で復元し、その裏面デザインを御朱印帳に落とし込んだ。

photo ボンタンアメとの比較
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