米ファストファッションブランド「Forever21」(フォーエバー21)が日本に再上陸する。
Forever21は、2009年の日本上陸以降、外資系のファストファッションブランドの先駆けとして、若者層を中心に支持を得ていた。しかし、19年10月、経営不振により当時展開していた14店舗を全て閉店。日本市場から撤退した。
日本再上陸にあたって、日本市場でのパートナーとなるアダストリアの木村治社長は、「Forever21を再び強いブランドにできる」と自信を示した。同社は「GLOBAL WORK」や「nico and...」など30以上のブランドを持ち、ヤングカジュアルブランドの展開を得意としている。
具体的には、商品の品質や価格をリニューアルする。大量生産・大量販売・大量廃棄というビジネスモデルから脱却し、リブランディングを行う。米国の商品を基にしながらも、日本市場に適したサイズ・デザイン・素材など、ローカライズを重視する。
23年2月21日に、アダストリアの自社EC(ドットエスティ)での販売を開始する。同年春ごろに、関東・関西の大型ショッピングセンターでの実店舗もオープンする。1号店はららぽーとへの出店を予定している。
28年までの5年間で売上高約100億円を目指す。店舗は1年に3店舗程度出店、15店舗を展開する見込み。ECに注力し、売り上げの6割のEC販売を目指す。なお、かつてのような路面店や大型店舗の出店は考えていないという。
メインターゲットは、10代後半〜30代前半の女性だ。想定の平均商品単価は4000円、平均客単価は5800円。以前の日本展開時や競合企業よりも少し価格を引き上げた分、素材のクオリティを高める。
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