役目を終えた海上コンテナを再利用 白馬村にコンテナホテルがオープンラーメン屋「高橋家」と連結(1/2 ページ)

» 2022年10月02日 08時10分 公開
[秋月かほITmedia]

 宿泊施設を運営する「raw」は9月30日、長野県白馬村にコンテナホテル「raw_(ロウ)」をオープンした。役目を終えた海上コンテナを再利用した宿泊施設で、宿泊は1日3組限定。

photo コンテナホテル「raw_」がグランドオープンする(以下プレスリリースより)

 「raw_」は、長野県白馬村にあるコンテナホテル。海上コンテナを再利用して素材感を生かし、一棟ごとに独立したプライベート空間に仕上げた。大中小の3つの部屋を備え、スキーや登山などのアウトドアで白馬村を訪れる人をターゲットに宿泊営業をスタートする。

 スキー場やJR白馬駅などにもアクセスしやすい国道ロードサイドに位置し、隣接する同じくコンテナ建築のラーメン屋「高橋家」と連結してひとつの大きなコンテナ複合施設が誕生する。

photo 海上コンテナ

コンテナホテル概要

 「raw_」の建物は、役目を終えた海上コンテナを組み合わせてできている。海上コンテナの耐久年数はおよそ15年といわれ、年数を経ると国際輸送用から国内市場用に回される。その後、コンテナとして使用できなくなったモノを倉庫やコンテナハウスとして再利用するケースが増えており、「コンテナホテル」という宿泊施設は近年注目度が高まっている。

 繰り返しの衝撃にも耐えられるようつくられたコンテナは、耐水・耐火性に優れたとても頑丈な「箱」で、建材としても安心して利用できるという。

photo raw_外観
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