しかし、導入には大きな課題がある。サーバやユニットなどシステム投資を含め一台当たり約100万円の設備投資が必要になるのだ。東京商工リサーチは「半導体不足もあり台の確保が難しい。さらにシステム工事などの業者も、すでに水面下で奪い合いが起きている」と指摘する。
また設備投資の高額さ故に、資金力の乏しいホールは、スマートパチスロを導入すること自体が簡単ではない。同社は「年末年始の稼ぎ時に、スマートパチスロを導入したホールとそうでないホールの間で来店客数に大きな違いが出る可能性もある」と分析する。
スマートパチスロに続き、23年には「スマートパチンコ」の導入も予定されている。次世代を象徴する両者は、苦戦を強いられるパチンコ業界の救世主となるか。
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