物価問題に関する関係閣僚会議は10月7日、東京23区と武蔵野市・三鷹市でのタクシー初乗り料金を420円から500円へ値上げすることを認めた。値上げは2007年以来15年ぶり。値上げは11月中旬頃の実施を予定している。
現行のタクシー料金は普通車の場合、初乗り420円(1.052キロ)に233メートルごとに80円が加算されている。値上げ後は、初乗り500円(1.096キロ)に255メートルごとに100円が加算されることになる。
タクシー業界では、これまで乗務員の労働環境の改善、ユニバーサルデザインタクシーの導入、配車アプリ・キャッシュレス決済の導入などの投資を進めてきたが、収支率が悪化していた。同会議は今回の値上げについて、「今後、さらなるサービスの向上やタクシー乗務員の労働環境の改善を行うため」と説明している。
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