ビジネスパーソンとして間違えてはいけない「社名」。そこには企業の精神や歴史、支えてきた人の営みが隠されています。社名の由来や変遷、背景情報までサクッと紹介します。
東京都豊島区に本社を置く大手家電量販店の「ビックカメラ」。東京都豊島区の池袋駅東口の本店を含め、全国に65店舗を構える(2022年10月時点、公式Webサイトより)。
その店舗規模や豊富な品ぞろえから社名を「ビッグカメラ」と思っていた読者もいるかもしれない。だが、社名の正式表記は「ビックカメラ」だ。”ク”の濁点は不要となる。
同社の公式Webサイトにはその理由が記されている。
「Bic」はバリ島のスラング(俗語)です。「大きい(Big)」の意味を持つ一方、ただ大きいだけでなく中身を伴った大きさ、という意味もあります。「限りなく大きく、限りなく重く、限りなく広く、限りなく純粋に。ただの大きな石ではなく、小さくても光輝くダイヤモンドのような企業になりたい」という希望をこめて、「ビックカメラ」と命名しました。
創業者の「ただ大きいだけでなく、中身を伴った大きさ」という願い通り、同社は09年に中古PC販売の「ソフマップ」を完全子会社化、12年には当時業界6位の「コジマ」も子会社化した。コジマの子会社化により、当時業界5位だった同社は2位に躍り出ることになった。
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