北九州市に日本最大級のイノベーションセンター、23年に開業方針 「日本一起業しやすい街」になるか「グランモール」内に(1/2 ページ)

» 2022年11月01日 18時30分 公開
[秋月かほITmedia]

 GZキャピタル(東京都千代田区)は、福岡県北九州市に日本最大級のイノベーションセンター「GRANDMALL Kitakyushu Innovation Hub.(以下、GRANDMALL IH)」を開業すべく、第一期マスタープランの策定を開始した。第一期ではショッピングモール「グランモール」内の元ホームセンター跡地で日本最大級となる6000平米超のイノベーションセンターを計画、2023年の開業を目指す。

photo GZキャピタルは日本最大級のイノベーションセンターを開業する(以下リリースより)

工業の街からイノベーションの街へ

 北九州は20世紀初頭以来、「工業の街」として栄えてきた。北九州工業地帯には現在の北九州市八幡東区に官営の八幡製鐵所が開設され、近くで採掘される石炭と中国からの鉄鉱石の輸入によって製鉄業が盛んになり、製鉄所や化学工場が増えていった歴史を持つ。

 「日本一起業しやすい街」をテーマに掲げる福岡県北九州市では、これまでさまざまな創業支援に取り組んできた。平成27年4月に設立した「北九州スタートアップネットワークの会」を中心とした気軽に相談できる場の提供や相談者に寄り添う支援(伴走型支援)や北九州産業学術推進機構(FAIS)、商工会議所、金融機関などと連携してきた。また、近年では創業支援の中核施設として北九州テレワークセンターを「COMPASS小倉」という愛称でリニューアルオープン(平成30年6月)している。

photo イメージパース
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